パラリンピック
パラリンピック、日本選手団最年少の太田渉子選手がバイアスロンでメダルをとりました!
彼女は左手の指がありません。懸命にすべるその姿に胸をうたれます。
そんなとき、ふと思い出した一冊の本がありました。
「さっちゃんのまほうのて」。小学生向けの絵本です。
さっちゃんは幼稚園児。いつも幼稚園でままごとあそびをしています。
さっちゃんが「おかあさんの役をやりたい!」って言ったとき、友達が叫びました。
「さっちゃんは、お母さんにはなれないよ!だって手のないおかあさんなんて変だもん。」
さっちゃんには、生まれつき右手の指がなかったのです。
おうちに帰ったさっちゃんがお母さんに聞きました。
「しょうがくせいになったら、さっちゃんのゆび、みんなみたいにはえてくる?」
お母さんはさっちゃんに指は生えてこないという、つらい現実を伝えます。
さっちゃんは幼稚園に行かなくなってしまいました。
さっちゃんに弟が生まれました。お父さんと病院にお見舞いに行った帰り道、
「わたしもお母さんになれるかな。」とぽつりつぶやいたさっちゃんを暖かく勇気づけてくれた
おとうさん。そしてお父さんはこう話しました。
「こうしてさちこと手をつないで歩いていると、とっても不思議な力がさちこの手からやってきて、お父さんの体いっぱいになるんだ。さちこの手はまるで魔法の手だね。」
現実を受け止めながら娘を暖かく励ますお父さんとお母さん。その言葉に目頭が熱くなりました。
「まほうの手だね」というお父さんの言葉にさっちゃんはとても勇気付けられました。自分なりに現実を受け入れ、そして元気に幼稚園に通いだすさっちゃん。
心のどこかにそっと置いておきたい絵本です。
今日はそんなさっちゃんの本の朗読のBGMとして使いたい素敵な音楽。
吉松隆作曲 「4つの小さな夢の歌」より「春:5月の夢の歌」
小さな一輪の花のような、わずか2分足らずのピアノの小曲ですが、心の中に小さなタンポポが咲いたような、とてもあったかい気持ちになれる1曲です。
吉松隆 作曲 「4つの小さな夢の歌」より
「春:5月の夢の歌」
田部京子(ピアノ)
(「プレイアデス舞曲集2」というタイトルのCDに入ってます。)
彼女は左手の指がありません。懸命にすべるその姿に胸をうたれます。
そんなとき、ふと思い出した一冊の本がありました。
「さっちゃんのまほうのて」。小学生向けの絵本です。
さっちゃんは幼稚園児。いつも幼稚園でままごとあそびをしています。
さっちゃんが「おかあさんの役をやりたい!」って言ったとき、友達が叫びました。
「さっちゃんは、お母さんにはなれないよ!だって手のないおかあさんなんて変だもん。」
さっちゃんには、生まれつき右手の指がなかったのです。
おうちに帰ったさっちゃんがお母さんに聞きました。
「しょうがくせいになったら、さっちゃんのゆび、みんなみたいにはえてくる?」
お母さんはさっちゃんに指は生えてこないという、つらい現実を伝えます。
さっちゃんは幼稚園に行かなくなってしまいました。
さっちゃんに弟が生まれました。お父さんと病院にお見舞いに行った帰り道、
「わたしもお母さんになれるかな。」とぽつりつぶやいたさっちゃんを暖かく勇気づけてくれた
おとうさん。そしてお父さんはこう話しました。
「こうしてさちこと手をつないで歩いていると、とっても不思議な力がさちこの手からやってきて、お父さんの体いっぱいになるんだ。さちこの手はまるで魔法の手だね。」
現実を受け止めながら娘を暖かく励ますお父さんとお母さん。その言葉に目頭が熱くなりました。
「まほうの手だね」というお父さんの言葉にさっちゃんはとても勇気付けられました。自分なりに現実を受け入れ、そして元気に幼稚園に通いだすさっちゃん。
心のどこかにそっと置いておきたい絵本です。
今日はそんなさっちゃんの本の朗読のBGMとして使いたい素敵な音楽。
吉松隆作曲 「4つの小さな夢の歌」より「春:5月の夢の歌」
小さな一輪の花のような、わずか2分足らずのピアノの小曲ですが、心の中に小さなタンポポが咲いたような、とてもあったかい気持ちになれる1曲です。
吉松隆 作曲 「4つの小さな夢の歌」より
「春:5月の夢の歌」
田部京子(ピアノ)
(「プレイアデス舞曲集2」というタイトルのCDに入ってます。)
by euphopia
| 2006-03-14 00:24
| 器楽曲