おやつクラシック

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暗闇を舞う雪の表情

今年は異常気象。道路に雪がないのはともかく、
周りの畑や田んぼにも雪が全く無いことに驚きの冬です。
雪が降らない。降っても長く続かないから、次の雪が降る前に
全部消えてしまう。その繰り返しです。

今年は、雪降る夜の情景がいつもの年とちょっと違う。
地面に雪が無いから夜がとても暗いんです。
白い夜に降る雪のような詩情も感じないし、
月夜に青白く浮かび上がる地面から感じる静寂さもない・・・。

まあ、スキー場には雪が降っているようですし、
生活するにはこのくらいがありがたいのですが・・・。

冬らしくない冬だけに、定番の冬の曲を聞いても
なんだか雰囲気にそぐわない、そんな気分。

雪の無い冬だから、今日は「暗闇にふる雪」を感じる1枚
ショパン作曲 幻想即興曲
エフゲニー・キーシン(ピアノ)


e0093421_20183163.jpg真っ暗な闇の中で吹雪となって舞う雪のような演奏。
時には激しくたたきつけるように吹きつけ
風の向きや勢いの変化に、まるで同じ意思を持った生き物のように、一斉に反応する雪たち。

曲の穏やかな中間部分では、その表情が一変。
風の全く無い真っ黒な空間を、綿のように軽い雪が
まるで重力が半分になってしまったかの如く、静かに下りてゆく。



暗闇のなかでの雪たちが織り成す多彩な表情。
際立つ美しい音で自在に駆け巡るキーシンのピアノを聴きながら感じてください。
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by euphopia | 2007-01-25 20:10 | 器楽曲

日本一大きい書き初め

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

元旦の朝はちょっとだけ早起きしてカメラを持って出かけました。
初日の出撮れるかなと思って・・・。
東の山の真上には厚い雲が。
太陽は一瞬だけ顔を覗かせると、すぐに厚い雲の中に隠れてしまいました。
なかなか素敵な写真のネタには巡り会えません。

川の側で鳥を見かけました。今度こそ白鳥か!?
e0093421_12521153.jpg


そうこうしているうちに、太陽が雲の上から、「遅れてすみません」とばかりに
顔を出しました。
上空の空は真っ青。快晴で穏やかな元旦の朝となりました。
穏やかで清らかな朝の空気がこんなにすがすがしいとは。
雲も空の隅っこで申し訳なさそうに浮かんでました。

すると聞こえてきた飛行機の音。元日の澄み切った青空に描かれた真っ白な飛行機雲
見る見る長くなっていきます。
そしてやがて飛行機は一直線に私の真上にやってきました。
ケーキの上にホイップクリームを搾り出すみたいに
飛行機雲が生まれてくる様子がよくわかります。
e0093421_13361713.jpg

元日の朝、青い大空に白い雲を描く「日本一大きな書き初め」です!

書き初めで思い出した1枚
チャイコフスキー作曲 ロココ風の主題による変奏曲
セルゲイ・ナカリャコフ(フリューゲルホルン)

アシュケナージ指揮 ザ・フィルハーモニア

e0093421_14214749.jpg原曲はチェロ奏者のための音楽ですが、それをトランペット奏者のナカリャコフが「フリューゲルホルン」で演奏しています。
フリューゲルホルンはトランペットよりはるかにやわらかい音色
そして独特の陰影。
音程も取りにくい楽器なのに、自在に操りながら見事に歌っています。
このナカリャコフ、常識外の旨さなんだけど、その表現はメカニカルさを感じさせない。
細かい音符の超絶技巧曲にも歌心があふれてて、若くてイケメンという風貌からは想像がつかないほど上質な音楽が生まれてくるんです。
無理のない美しい音楽はきれいな行書体のようです。
実際に演奏会を聴いたときにも、想像以上の音楽に大変感動しました。
(ミーハーにも「サイン」までもらってしまいました)

トランペットを感じさせないトランペット奏者、それが彼。
トランペットの概念を超えた、大空に虹を架けるような音楽は
聴くものをしあわせな気分にさせてくれます。

年初めを飾る「音楽による素敵な書き初め(行書体!)」おすすめですよ!
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by euphopia | 2007-01-02 14:30 | 器楽曲
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おせんべい食べるように気ままにクラシック


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