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おやつクラシック

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紙面を縦横無尽!

文房具店で散策してきました。
何を隠そう、私は文房具ファン!
文具の森を歩いているときが至福の時です。


そこで見つけた一冊のノート
コーネルメソッドノート (㈱学研ステイフル)
紙面を縦横無尽!_e0093421_14311723.jpg


「アメリカの名門「コーネル大学」で開発されたノート」
と記された帯がついたB5のノートです。
中身を見ると1ページが三つに区切られている。
紙面を縦横無尽!_e0093421_14314555.jpg



まず、ページの下5センチほどが無地。



残ったページの上の部分のうち、左5センチほどが無地。



残りが、罫線入りのノート。












会議や研修でノートを書いてて
 ・見出しやサマリーがあると判りやすかったな。
 ・課題ややるべきことを、一目でわかるように書けたらいいのに。
などと思うことしばし。

でも「根がまじめな私」は、
 ・ノートの罫線にとらわれ過ぎて、脱線できない。
 ・行の途中に書き込みを追加するスペースがない。

こんな私の悩みにぴったりのノートでした。
罫線部分に記入して、サマリーや課題は横や下のスペースへ。
あとから見たときにとてもわかりやすそうです。

東大生のノートを研究して生まれた「ドット入りノート」とはまったく別の発想。 
 ・最初からきれいに書けるのが「ドット入りノート」
 ・途中や、あとから、書き込みしやすいのが、「コーネルメソッドノート」

常にリスクや課題、選択と集中に直面している、私達社会人が使いやすいのは後者のほうだと思いました。


で、思い出したCDがこれ!
紙面を縦横無尽!_e0093421_14113169.gifM.グールド作曲
「フォスター・ギャラリー」 
クチャル指揮 ウクライナ国立交響楽団


フォスターの有名曲「草競馬」から始まるこの曲。
フォスター名曲のメドレーです。
おぉスザンナで終わる30分間ほどの長さの

時々でてくる「草競馬変奏曲」は、フォスターのギャラリーの案内人。
展覧会の絵の「プロムナード」の役割だそうです。

明るく、にぎやかに変幻自在に動き回るメロディー。
郷愁を誘うメロディーの混ぜ具合もとてもいい塩梅です。

「コーネルメソッドシステム」の紙面も
「草競馬」のように、あちこち脱線しながら、元気にペンを駆け回らせたいものです。

# by euphopia | 2009-11-03 14:18 | 管弦楽曲

暑い夏が再び

夏の高校野球の組み合わせが決定しました。
暑い夏の力と力の勝負が、今年もまた始まります。
そんな熱い野球の勝負から思い出した1枚。

チャイコフスキー 交響曲第4番
カラヤン指揮 ベルリンフィル (1971年録音)

暑い夏が再び_e0093421_6585846.jpg最初のファンファーレを聴いてすぐに
「これはただならない演奏だ」ということがよくわかります。
まるで「ものすごい豪腕ピッチャーが、マウンドから3メートル近づいて投げ込んできたボール」
のような演奏。

音の最初から最後までしっかり息が入り、弛緩することなく鳴り切る管楽器群は「生きたボール」
濃厚なうねりを生み出す弦楽器群は「ボールの周りの空気の渦」
うなりをあげたボールが、おじぎすることなく、真ん中高めに構えたキャッチャーミットにビシバシ決まります。
豪腕だが、荒れ玉ではなく、明確な意図とコントロールで投げ込まれるボール。
「ここに来る!」とわかっていても打てない、そんなボール。

プロ野球のような、力が拮抗した投手と打者の戦いではありません。
超高校級のピッチャーが容赦なく投げ込む、圧巻のピッチング。

キャッチャーはさぞかし手が痛いだろうな・・・。

暑い夏に、さらに熱くなる一枚をどうぞ!
# by euphopia | 2009-08-07 07:00 | 交響曲

悲しみの結晶

連休初日の土曜日、演奏会を聞きに行ってきました。
第8回「現代日本オーケストラ名曲の夕べ」(山形県民会館)
飯森範親 指揮
オールジャパン・シンフォニーオーケストラ

今日の目玉はなんといっても
吉松隆作曲のサクソフォン協奏曲「サイバーバード協奏曲」!
サックスは、世界のスガワ「須川展也」!!
吉松作品大好き、須川氏大好きの私。なのに、なぜかこのCDはもっていません。
曲をフルで聴くのもこの実演が初めて。
大好きな吉松の作品を、須川さんのとびきりの美音で聴けるなんて
まさによだれ物です。

よだれをたらしながら?途中で寄ったコンビニで見つけました。
悲しみの結晶_e0093421_23321746.jpgチロルチョコ「青梅」花札柄の鳥だなんて、日本の現代曲で「・・・バード」を聴く日の、なんとも粋な出会いとなりました。

会場に着くなり生・吉松氏発見!顔しか見たこと無かったのですが、
小山のように大きい人でした。この人があの素晴らしい音楽を生み出しているのですね~

1曲目、西村朗作曲「管弦楽のためのファンファーレ」が終わり、いよいよ吉松作品。
演奏の前に、指揮者の飯森氏と吉松氏のプレトークがありました。
そこで話されたこと。
飯森「この曲の2楽章、振っていてすごく悲しい気分になるんですよ。」
吉松「末期がんの妹が入院している病室内という、すごく特殊な状況下で作曲したのです。」

始まったサイバーバード協奏曲。
素晴らしい第一楽章が終わり、話題にされていた第二楽章。

「淡々と響くオーケストラパートを背景にしながら、サクソフォンが悲しい旋律を奏でる」という当日のプログラム内の吉松氏のコメントが、この曲を一番客観的に説明しています。

それはまさに「悲しみの結晶」でした。
「悲しみ」の周りには、その原因への怒り・恨み、たとえようのない絶望感等、
いろいろな」感情が渦巻いています。
でもこの曲から感じた「悲しみ」は、悲しみをろ過して他のすべての感情を取り去り、
そこに残った結晶だけ。

曲の途中に出てくる空白(パウゼ)は、まるで病室のベッドで横たわる愛しき人の
心電図の波形が一瞬止まったかのよう。
思わず息を呑む瞬間。再び音楽は静かに悲しい歩みを始めますが・・・。
ホール内の空気も悲しみにあふれました。
いろいろな思いが交錯し、目の奥が熱くなりました。

悲しみの結晶_e0093421_23331873.jpg今日はこの曲で。

吉松隆作曲 サイバーバード協奏曲
須川展也(サクソフォーン)
小柳美奈子(ピアノ)
山口多嘉子(パーカッション)
ディヴィッド・パリィ指揮
フィルハーモニア管弦楽団

サックス・ピアノ・パーカッションのコラボレーション協奏曲。
第3楽章のノリノリ、そして第2楽章の悲しみの世界。
必聴です。
# by euphopia | 2007-04-30 23:58 | 協奏曲

リサイクルの代わりに・・・

仙台市の地下鉄に乗る途中、地下道で面白いものを見つけました。
リサイクルの代わりに・・・_e0093421_7233930.jpg


彼らイケ面集団は森の中で3Dで熱い視線を投げかける。
新しいジャニーズのグループか!!??リサイクルの代わりに・・・_e0093421_7572881.jpg











モデルの正体は「ワケルくん」

リサイクルの代わりに・・・_e0093421_7333795.jpg

「仙台市100万人のごみ減量大作戦」のイメージキャラクターです。
ワケルくんたら、髪の毛をしっかり分けて「ワケル」ことの大切さをアピールしてます。

さらにワケルくんはかぶり物にも挑戦!
リサイクルの代わりに・・・_e0093421_740881.jpg













さらに「セツコさん」も登場。
おぢさま、おにひさまに熱い視線をおくってアピールしています。
リサイクルの代わりに・・・_e0093421_750366.jpg












「ワケルくん」「セツコさん」は主張しています。
分けるたけじゃだめ
リデュース!リサイクルの代わりに・・・_e0093421_7534050.jpg












リユース!リサイクルの代わりに・・・_e0093421_754432.jpg












そして
リサイクル!!!あ・・・・「リサイクル」の写真、撮り忘れてしまいました。

ん?リサイクルに「点」を付けたら「リサイタル」になるじゃないか!!意外に近かったこの言葉。


じゃあ、今日は「リサイタル」で聴きたかったCDにしよう。
コン・アモーレ
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
フィリップ・モル(ピアノ)


リサイクルの代わりに・・・_e0093421_9301424.jpg私にとって彼女は「協奏曲」の女王。
チャイコフスキー・メンデルスゾーン・ブルッフ・シベリウス・・・・。
彼女による数多のバイオリン協奏曲のCDは、わたしにとっての「すりこみ」の演奏です。
そして初めて耳にした彼女の小品集。
張り詰めた緊張感・ほとばしるパッション・そしてチャーミング・・・。
「お姉さん、いままでちょっと怖いなあと思っていたんですけど・・・意外と優しかったのね・・・」初めて知った彼女の新しい魅力もかぶさって、どっぷりはまってしまいました。

フルオーケストラがガンガン鳴る演奏に快楽をおぼえていたころ、
器楽曲の魅力への扉を開いてくれた、忘れられない1枚です。
# by euphopia | 2007-03-25 09:24 | 器楽曲

雪娘さんたち、早くしないと溶けちゃいますよ~

我が家の先週の話題は、娘の友達が大勢集まっての「バレンタイン・チョコ」作り。
2月12日の祝日、その日は、前の晩から降った久しぶりの雪で、窓の外は真っ白
空は真っ青、雪に反射した太陽の光がまぶしい、久しぶりに気持ちのいい朝でした。
午前10時、次々と集まってくる小さなパテシエさんたち

材料は、使えそうな材料を各自で持ち寄りました。
まずは子供たちにみんなで板チョコを小さく砕きました。
その間に、私は鍋で生クリームを暖める。
温まった生クリームに、砕いたチョコとナッツを入れながら、かき混ぜて溶かします。
程よい硬さまで冷えたら、手で丸めて、パウダーの中にコロリ。
ココア、アーモンド、シュガー、それぞれのパウダーを身にまとった
一口サイズのチョコたちが完成しました。

と書くと簡単なんですが、途中は学級崩壊の小学校の教室状態!
役割の取り合い、飽きてしまってゲームを始めたり、バランスボールで遊んだり・・。
手伝わない子供を注意する子供、注意を聞かない子供。
基本的に子供たちのやりたいように任せていましたが、
「つかれました」。

雪の日にあった娘たちの大騒動で思い出した1枚。
チャイコフスキー作曲
付随音楽「雪娘」より芸人たちの踊り

チスチャコフ指揮 ボリショイ劇場管弦楽団

雪娘さんたち、早くしないと溶けちゃいますよ~_e0093421_20381412.jpgこの曲は戯曲の付随音楽として作曲されました。
「雪から生まれた娘が人間に恋をしてしまい、その情熱によって溶けてしまう」
という内容の戯曲です。

チャイコフスキーが3大バレエを作曲する以前の作品です。バレエ音楽ではないので、「さあ踊ろう!」といった作品ではありません。
合唱や独唱もついていて、舞台上の情景を楽しむような作品です。

でもこの曲の「イケイケぶり」は痛快!チャイコのくるみ割り人形の「トレパーク」とグリンカの「ルスランとリュドミーラ序曲」を足して、こねて、混ぜ合わせたような「縦ノリ・のりのり!」の音楽です。

私がこの曲を初めて聴いたのは、スヴェトラーノフが自国のオケをつれてきた
演奏会でのアンコールでした。会場は興奮のるつぼ。
トランペットのユニゾンによるファンファーレ風のフレーズが曲中に出てきますが、上品さはいらない。恥らわずに浪々と歌う、ロシアのオケ特有の「どぶろく風味の金管楽器」で酔っ払いたい一曲です。
# by euphopia | 2007-02-17 20:44 | 管弦楽曲
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おせんべい食べるように気ままにクラシック


by euphopia
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